将棋の第36期女流名人戦(報知新聞社主催)の五番勝負第3局が10日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、現役高校生の里見香奈倉敷藤花(17)が、清水市代女流名人(41)に勝ち、3連勝とし、史上4人目となる10代での女流名人位を獲得した。
人材派遣大手の旧グッドウィル・グループ(GWG、現ラディアホールディングス、東京都港区)による企業買収の仲介を巡る脱税事件で、東京地検特捜部が10日にも、法人税法違反(脱税)容疑で逮捕状を取っている公認会計士、中村(旧姓・中沢)秀夫容疑者(52)について、韓国から身柄引き渡しを受けることが分かった。特捜部は引き渡しを受け次第、中村容疑者を逮捕する。
中村容疑者は特捜部から任意聴取を受けた後の09年7月、養子縁組で姓を変えてパスポートを取得し海外逃亡。同12月に韓国で発見され、韓国検察当局に身柄を拘束された。ソウル高裁は今年1月、日韓犯罪人引き渡し条約に基づき、日本の引き渡し請求を許可する決定を出した。両国の検察当局が日程を調整していた。
捜査関係者によると、投資会社「コリンシアンパートナーズ」(港区)の社長だった中村容疑者は、元役員の鬼頭和孝被告(35)=同法違反などで起訴=と共謀して、GWGによる買収の仲介で得た利益など08年4月期のコ社の所得約57億6800万円を隠し、法人税約17億3000万円を免れた疑いが持たれている。
中村容疑者は特捜部から任意聴取を受けた後の09年7月、養子縁組で姓を変えてパスポートを取得し海外逃亡。同12月に韓国で発見され、韓国検察当局に身柄を拘束された。ソウル高裁は今年1月、日韓犯罪人引き渡し条約に基づき、日本の引き渡し請求を許可する決定を出した。両国の検察当局が日程を調整していた。
捜査関係者によると、投資会社「コリンシアンパートナーズ」(港区)の社長だった中村容疑者は、元役員の鬼頭和孝被告(35)=同法違反などで起訴=と共謀して、GWGによる買収の仲介で得た利益など08年4月期のコ社の所得約57億6800万円を隠し、法人税約17億3000万円を免れた疑いが持たれている。
買い物用の手押し車に現金7000万円や株券を入れたまま徘徊(はいかい)していた80代の認知症女性を、滋賀県内の警察署員が保護していたことが分かった。女性は普段から散歩時に全財産を持ち運んでいたとみられ、署員らは「犯罪に巻き込まれなくて何より」と胸をなで下ろしている。
捜査関係者によると6日午前8時ごろ、滋賀県内で、通行人から「高齢の女性が通りを歩き回っている」と110番があった。駆け付けた署員が女性を保護し、警察署で持ち物を確認したところ、手押し車からむき出しの札束を発見。すべて1万円札で、100万円の束が計70束(約7.3キロ)あった。株券などの有価証券も大量に見つかった。
女性は1人暮らし。当初、「1000万円だけ自分のもの」と話したため、現金の出所などを巡り、警察署は騒然となったが、親族らから事情を聴き、本人の財産と確認した。親族らは「(女性は)銀行や親族を信用していなかった」と説明したという。【後藤直義】
捜査関係者によると6日午前8時ごろ、滋賀県内で、通行人から「高齢の女性が通りを歩き回っている」と110番があった。駆け付けた署員が女性を保護し、警察署で持ち物を確認したところ、手押し車からむき出しの札束を発見。すべて1万円札で、100万円の束が計70束(約7.3キロ)あった。株券などの有価証券も大量に見つかった。
女性は1人暮らし。当初、「1000万円だけ自分のもの」と話したため、現金の出所などを巡り、警察署は騒然となったが、親族らから事情を聴き、本人の財産と確認した。親族らは「(女性は)銀行や親族を信用していなかった」と説明したという。【後藤直義】
東証1部上場の食器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」(名古屋市西区)の元社員の男(60)=懲戒解雇=が約9100万円を着服した疑いが強まったとして、愛知県警捜査2課と西署は8日、業務上横領容疑で、男を近く逮捕する方針を固めた。
ノリタケによると、男は同社の内部調査に対し、計約3億7300万円を着服したと話しているという。同社は先月、約9100万円分について同容疑で告訴していた。
捜査関係者や同社によると、男はノリタケの元子会社「ノリタケテーブルウェア」(NTL、ノリタケに吸収合併)で経理を担当していた2002年10月〜昨年9月、受取手形を現金化する際に一部を抜き取るなどの方法で、計約9100万円を着服した疑いが持たれている。
ノリタケによると、男は同社の内部調査に対し、計約3億7300万円を着服したと話しているという。同社は先月、約9100万円分について同容疑で告訴していた。
捜査関係者や同社によると、男はノリタケの元子会社「ノリタケテーブルウェア」(NTL、ノリタケに吸収合併)で経理を担当していた2002年10月〜昨年9月、受取手形を現金化する際に一部を抜き取るなどの方法で、計約9100万円を着服した疑いが持たれている。
航空機の座席メーカー「小糸工業」(本社・横浜市)が製造した座席で、強度や耐火性などの試験結果に改ざんや捏造(ねつぞう)が発覚し、国土交通省が8日、業務改善勧告を出した。
すぐに運航を止める必要はないが、改ざんなどが行われた同社製の座席を使用した航空機は1000機あり、国内外の32の航空会社が運航しているという。
すぐに運航を止める必要はないが、改ざんなどが行われた同社製の座席を使用した航空機は1000機あり、国内外の32の航空会社が運航しているという。
健康診断などで行う血液検査の結果を左右する46個の遺伝子を、東大と理化学研究所の研究チームが日本人のゲノム(全遺伝情報)解析で発見した。肝機能などの数値は、遺伝子のタイプによって個人差が大きいことが判明。その人の体質に合った基準値を設けることで、より正確な診断が可能になる。米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に8日、発表した。
発見したのは赤血球、肝機能、腎(じん)機能、尿酸、心筋梗塞(こうそく)など18項目の血液検査に関連する新規の遺伝子。肝機能では、ALP値は遺伝子の違いにより最大99の個人差があり、ガンマGTP値などは酒に強い遺伝子を持つ人で高い傾向があった。また血液型がB型の女性は、他の血液型の人と比べて貧血のリスクが21%低いことも分かった。
検査結果の目安となる「正常値」は、数値にかなり幅がある。
研究チームの松田浩一・東大医科学研究所准教授は「遺伝情報を調べることで自分の正常値を知っていれば、早めに異常に気付いたり、余計な心配をしなくて済むようになる」と話している。
研究チームは、東大医科研の「バイオバンク」に登録されているがんや糖尿病、心臓病などの患者1万4700人分のデータをコンピューターで解析。膨大な情報を高速解析する数学的手法を駆使し、多数の遺伝子を一度に見つけ出すことに成功した。
発見したのは赤血球、肝機能、腎(じん)機能、尿酸、心筋梗塞(こうそく)など18項目の血液検査に関連する新規の遺伝子。肝機能では、ALP値は遺伝子の違いにより最大99の個人差があり、ガンマGTP値などは酒に強い遺伝子を持つ人で高い傾向があった。また血液型がB型の女性は、他の血液型の人と比べて貧血のリスクが21%低いことも分かった。
検査結果の目安となる「正常値」は、数値にかなり幅がある。
研究チームの松田浩一・東大医科学研究所准教授は「遺伝情報を調べることで自分の正常値を知っていれば、早めに異常に気付いたり、余計な心配をしなくて済むようになる」と話している。
研究チームは、東大医科研の「バイオバンク」に登録されているがんや糖尿病、心臓病などの患者1万4700人分のデータをコンピューターで解析。膨大な情報を高速解析する数学的手法を駆使し、多数の遺伝子を一度に見つけ出すことに成功した。
国会は週明け以降、民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で起訴された石川知裕同党衆院議員の議員辞職勧告決議案の取り扱いや衆院予算委員会の集中審議のテーマ設定などをめぐり、与野党の駆け引きが激化する見通しだ。
決議案は4日に自民党、公明党、みんなの党が共同で提出した。8日の議院運営委員会で取り扱いを協議するが、民主党は審議には応じず審議未了・廃案とする方針だ。
近年、逮捕された議員に対する辞職勧告決議案は多くが可決されている。野党は早期審議を求める構えだ。ただ、自民党などには「問題を長引かせ、与党攻撃の材料とすればいい」との声もある。
一方、衆院予算委での2010年度予算案審議について、与野党は8、9両日に首相と全閣僚が出席した基本的質疑を行うことで合意。12日の集中審議でも大筋合意している。ただ、野党は「政治とカネ」をテーマとするよう求めているが、与党は難色を示している。与党は5日、「鳩山政権の政治姿勢」というあいまいなテーマとする妥協案を示したが、野党は受け入れず、8日に再協議する予定だ。
決議案は4日に自民党、公明党、みんなの党が共同で提出した。8日の議院運営委員会で取り扱いを協議するが、民主党は審議には応じず審議未了・廃案とする方針だ。
近年、逮捕された議員に対する辞職勧告決議案は多くが可決されている。野党は早期審議を求める構えだ。ただ、自民党などには「問題を長引かせ、与党攻撃の材料とすればいい」との声もある。
一方、衆院予算委での2010年度予算案審議について、与野党は8、9両日に首相と全閣僚が出席した基本的質疑を行うことで合意。12日の集中審議でも大筋合意している。ただ、野党は「政治とカネ」をテーマとするよう求めているが、与党は難色を示している。与党は5日、「鳩山政権の政治姿勢」というあいまいなテーマとする妥協案を示したが、野党は受け入れず、8日に再協議する予定だ。
読売新聞社が5〜6日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は44%、不支持率は47%だった。
支持率は前回調査(1月16〜17日実施)の45%から横ばいだったが、不支持率は5ポイント上昇し、昨年9月の内閣発足以来、初めて支持率を上回った。小沢民主党幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で、元秘書の石川知裕衆院議員らが起訴されたことを受け、小沢氏は幹事長を辞任すべきだと思う人は74%に達した。小沢氏続投を容認した民主党と国民の意識の乖離(かいり)が鮮明になった。
「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」と答えた人に限って、衆院議員を辞職すべきかどうかを聞くと、「辞職すべきだ」66%、「その必要はない」29%となった。小沢氏が土地購入資金を「個人的な資金である」などと説明していることに「納得できない」と答えた人は86%に上った。小沢氏を起訴しなかった東京地検の判断は適切だったと思う人は31%で、「そうは思わない」51%が上回った。
石川議員については、議員を「辞職すべきだ」64%、「その必要はない」26%となった。
今回の事件で、民主党が小沢氏本人の政治的責任を問うなど自浄能力を発揮したと思う人は5%に過ぎず、「そうは思わない」との答えが88%を占めた。夏の参院比例選の投票先を聞いたところ、民主27%(前回28%)、自民22%(同21%)で、その差は縮まった。
事件の全容が解明されていないにもかかわらず、十分に自浄能力を発揮できない鳩山首相(民主党代表)や民主党に対する不満が影響したと見られる。
一方、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先については、「日米合意通りにする」31%、「県外に移す」15%、「国外に移す」35%となった。鳩山政権のもとでの今後の日米関係に不安を感じるという人は68%で、「感じない」25%を大きく上回った。鳩山内閣が景気回復を実現できると思う人は21%で、「そうは思わない」66%。政党支持率は、民主33%(前回34%)、自民20%(同20%)だった。
支持率は前回調査(1月16〜17日実施)の45%から横ばいだったが、不支持率は5ポイント上昇し、昨年9月の内閣発足以来、初めて支持率を上回った。小沢民主党幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で、元秘書の石川知裕衆院議員らが起訴されたことを受け、小沢氏は幹事長を辞任すべきだと思う人は74%に達した。小沢氏続投を容認した民主党と国民の意識の乖離(かいり)が鮮明になった。
「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」と答えた人に限って、衆院議員を辞職すべきかどうかを聞くと、「辞職すべきだ」66%、「その必要はない」29%となった。小沢氏が土地購入資金を「個人的な資金である」などと説明していることに「納得できない」と答えた人は86%に上った。小沢氏を起訴しなかった東京地検の判断は適切だったと思う人は31%で、「そうは思わない」51%が上回った。
石川議員については、議員を「辞職すべきだ」64%、「その必要はない」26%となった。
今回の事件で、民主党が小沢氏本人の政治的責任を問うなど自浄能力を発揮したと思う人は5%に過ぎず、「そうは思わない」との答えが88%を占めた。夏の参院比例選の投票先を聞いたところ、民主27%(前回28%)、自民22%(同21%)で、その差は縮まった。
事件の全容が解明されていないにもかかわらず、十分に自浄能力を発揮できない鳩山首相(民主党代表)や民主党に対する不満が影響したと見られる。
一方、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先については、「日米合意通りにする」31%、「県外に移す」15%、「国外に移す」35%となった。鳩山政権のもとでの今後の日米関係に不安を感じるという人は68%で、「感じない」25%を大きく上回った。鳩山内閣が景気回復を実現できると思う人は21%で、「そうは思わない」66%。政党支持率は、民主33%(前回34%)、自民20%(同20%)だった。
輸血用血液を準備せず、少人数での手術――。奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)で肝臓手術を受けた男性(当時51歳)が死亡した事件は6日、病院関係者の証言から、業務上過失致死容疑で逮捕された元理事長・山本文夫被告(52)=詐欺罪で実刑判決を受け控訴中=、元主治医・塚本泰彦容疑者(54)の執刀医2人が、経験や技術を伴わないまま手術を「強行」していた実態が浮かび上がった。
「肝臓は出血しやすいけど大丈夫ですか」。4年前、山本病院のベテランの女性看護師は、山本被告に不安を訴えた。「肝臓手術の経験なんてないのに……」。だが、山本被告は「簡単な手術やん」と取り合わず、その後、輸血用血液が全くないまま山本被告、塚本容疑者、看護師2人の計4人で手術が行われた。
医療関係者によると、血管が集中する肝臓は大量出血の可能性があるため、輸血用血液は一般の開腹手術の約1・5倍にあたる2リットル程度を用意し、麻酔医を含む7、8人で手術を担当するのが一般的で、専門医は「経験や止血法などの専門知識がなく、指導医もいない状態で肝臓手術をするなんてあり得ない」とする。
看護師の不安は的中。手術中に肝静脈を傷つけ、大量出血した。だが、縫合を終えた山本被告は手術室から姿を消した。酸素マスクをつけた男性の顔は真っ青で心肺停止していた。
「すぐ輸血を準備して」。看護師から要請を受けた検査技師が、赤十字血液センターから急きょ血液を取り寄せ、輸血された。人工呼吸や心臓マッサージが施されたが、手術開始から約4時間半後、男性の死亡が確認された。その間、看護師が山本被告の院内連絡用PHSを何度も呼び出したが、一度も応答はなかった。
男性は、山本被告らに「がん」と診断され、手術を受けたが、死亡後、腫瘍(しゅよう)は良性でがんではなかったと判断された。このため、県警は「不必要な手術で男性を死亡させた疑いがある」として、傷害致死容疑の立件を目指したが、業務上過失致死容疑での逮捕となった。
医療問題弁護団代表の鈴木利広弁護士は「故意の立証が必要な傷害致死は、動機などの自供がないと困難」と話している。山本被告は05〜07年、心臓カテーテル手術をした際、ステントを使ったように偽装し、計約830万円をだまし取ったとして、詐欺罪で懲役2年6月の実刑判決を受け、控訴している。
◆「実験台にされた」遺族
「病院の実験台にされたのかもしれない」。男性の両親は読売新聞の取材に対し、悔しさをにじませた。男性が死亡した際、両親は山本病院側の「死因は心筋梗塞(こうそく)」との説明を信じたが、昨年春、捜査員に「手術中に死亡した」と告げられた。
「肝臓は出血しやすいけど大丈夫ですか」。4年前、山本病院のベテランの女性看護師は、山本被告に不安を訴えた。「肝臓手術の経験なんてないのに……」。だが、山本被告は「簡単な手術やん」と取り合わず、その後、輸血用血液が全くないまま山本被告、塚本容疑者、看護師2人の計4人で手術が行われた。
医療関係者によると、血管が集中する肝臓は大量出血の可能性があるため、輸血用血液は一般の開腹手術の約1・5倍にあたる2リットル程度を用意し、麻酔医を含む7、8人で手術を担当するのが一般的で、専門医は「経験や止血法などの専門知識がなく、指導医もいない状態で肝臓手術をするなんてあり得ない」とする。
看護師の不安は的中。手術中に肝静脈を傷つけ、大量出血した。だが、縫合を終えた山本被告は手術室から姿を消した。酸素マスクをつけた男性の顔は真っ青で心肺停止していた。
「すぐ輸血を準備して」。看護師から要請を受けた検査技師が、赤十字血液センターから急きょ血液を取り寄せ、輸血された。人工呼吸や心臓マッサージが施されたが、手術開始から約4時間半後、男性の死亡が確認された。その間、看護師が山本被告の院内連絡用PHSを何度も呼び出したが、一度も応答はなかった。
男性は、山本被告らに「がん」と診断され、手術を受けたが、死亡後、腫瘍(しゅよう)は良性でがんではなかったと判断された。このため、県警は「不必要な手術で男性を死亡させた疑いがある」として、傷害致死容疑の立件を目指したが、業務上過失致死容疑での逮捕となった。
医療問題弁護団代表の鈴木利広弁護士は「故意の立証が必要な傷害致死は、動機などの自供がないと困難」と話している。山本被告は05〜07年、心臓カテーテル手術をした際、ステントを使ったように偽装し、計約830万円をだまし取ったとして、詐欺罪で懲役2年6月の実刑判決を受け、控訴している。
◆「実験台にされた」遺族
「病院の実験台にされたのかもしれない」。男性の両親は読売新聞の取材に対し、悔しさをにじませた。男性が死亡した際、両親は山本病院側の「死因は心筋梗塞(こうそく)」との説明を信じたが、昨年春、捜査員に「手術中に死亡した」と告げられた。
奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で2006年、肝腫瘍(しゅよう)の手術中に患者が死亡した事件で、県警捜査1課などは5日、業務上過失致死容疑で元理事長山本文夫被告(52)=詐欺罪で一審有罪、控訴中=を再逮捕し、主治医(54)を新たに逮捕する方針を固めた。既に2人の逮捕状を取っており、6日にも執行する。
捜査関係者によると、山本被告らは06年6月、入院中の男性=当時(51)=に不必要な肝腫瘍の摘出手術を実施。専門医など十分な人員配置や、輸血の準備をしないで執刀し、肝静脈を傷つけ出血多量で男性を死なせた疑いが持たれている。
山本被告と主治医は心臓外科が専門で、肝腫瘍の手術は未経験だった。同課は男性の腫瘍が悪性ではなく、摘出手術は不要だったとしている。
捜査関係者によると、山本被告らは06年6月、入院中の男性=当時(51)=に不必要な肝腫瘍の摘出手術を実施。専門医など十分な人員配置や、輸血の準備をしないで執刀し、肝静脈を傷つけ出血多量で男性を死なせた疑いが持たれている。
山本被告と主治医は心臓外科が専門で、肝腫瘍の手術は未経験だった。同課は男性の腫瘍が悪性ではなく、摘出手術は不要だったとしている。
NTTドコモは5日、東京、神奈川など関東甲信越の1都9県の一部で、携帯電話の音声がとぎれるなどの通信障害が起きたと発表した。
障害は午前6時に発生し、午後4時45分現在、復旧していない。6日午前0時頃、全面復旧するという。最大800万人に影響が出ている。5日未明に更新した、通信設備のソフトウエアに不具合があったことが原因だ。
障害は午前6時に発生し、午後4時45分現在、復旧していない。6日午前0時頃、全面復旧するという。最大800万人に影響が出ている。5日未明に更新した、通信設備のソフトウエアに不具合があったことが原因だ。
北京自然博物館などの研究チームは4日、ジュラ紀後期の羽毛恐竜「アンキオルニス」の色が全身の約9割で判明したと、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。体の場所によって色が異なっていたという。
アンキオルニスは鳥類に非常に近い恐竜の祖先。前後の脚に風切り羽根があり、全長約50センチ。チームは中国東北部の1億6100万〜1億5100万年前の地層から発掘されたアンキオルニスの全身29カ所の羽毛を電子顕微鏡で調べた。その結果、現在の鳥類と同じメラニン色素を含む細胞が確認され、24カ所の色が判明した。体全体は濃い灰色か黒、頭部は灰色で、黒と赤褐色の斑紋が入っていたとみられる。とさかには赤褐色の羽毛があり、前後の脚の長い風切り羽根は白く、羽先が黒かったと考えられるという。
恐竜の色は現生動物をもとに推定されてきた。先週、英ブリストル大などが、白亜紀前期の羽毛恐竜の色を「クリ色から赤褐色」と発表したが、恐竜の全身が複数の色の羽毛で覆われていることが確認されたのは初めて。
真鍋真・国立科学博物館研究主幹は「恐竜が羽毛の色で、コミュニケーションしていたことなどの生態が明らかになるかもしれない」と話している。【永山悦子】
アンキオルニスは鳥類に非常に近い恐竜の祖先。前後の脚に風切り羽根があり、全長約50センチ。チームは中国東北部の1億6100万〜1億5100万年前の地層から発掘されたアンキオルニスの全身29カ所の羽毛を電子顕微鏡で調べた。その結果、現在の鳥類と同じメラニン色素を含む細胞が確認され、24カ所の色が判明した。体全体は濃い灰色か黒、頭部は灰色で、黒と赤褐色の斑紋が入っていたとみられる。とさかには赤褐色の羽毛があり、前後の脚の長い風切り羽根は白く、羽先が黒かったと考えられるという。
恐竜の色は現生動物をもとに推定されてきた。先週、英ブリストル大などが、白亜紀前期の羽毛恐竜の色を「クリ色から赤褐色」と発表したが、恐竜の全身が複数の色の羽毛で覆われていることが確認されたのは初めて。
真鍋真・国立科学博物館研究主幹は「恐竜が羽毛の色で、コミュニケーションしていたことなどの生態が明らかになるかもしれない」と話している。【永山悦子】
知的障害者が受給する障害基礎年金で、継続して就労できていることなどを背景に、不支給や支給停止、減額とされる例が相次いでいることが分かった。旧社会保険事務局が「障害が軽くなった」と判断したためだが、関係者からは「知的障害者の就労は、本人や周囲の大変な努力で成り立つことが多く、障害が軽くなったわけではない。就労継続を理由に年金を認めないなら自立を遠ざける」と批判の声が出ている。
兵庫県宝塚市の小原冷子さん(58)の長男(32)は、重い知的障害を抱えながらもアルバイトを続け、現在は牛乳店で働く。20歳から障害基礎年金1級を受給してきたが、07年11月、2級に減額された。通知書に「障害の程度が変わったため」とあり、社保事務所からは「仕事が3年続いているから」と言われた。職場の同僚の支えが必要な状態に変わりはないが、不服申し立ては退けられた。
このため小原さんや仲間の親が調べると、兵庫県内だけで06〜08年、障害が軽度になったとして障害基礎年金を6人が停止、7人が減額されていた。就職したり、就労後数年たった人が多かった。
働く知的障害者が暮らす滋賀県甲賀市の通勤寮(07年閉鎖)では03〜05年度、従来なら支給を認められていた程度の寮生5人の支給が認められなかった。だが、支給を求めて寮生以外の1人とともに大津地裁に提訴した後の07〜08年、6人中5人が再申請すると、一転して認められた。訴訟で国側は「(1度目と2度目の申請の間に)日常生活能力が低下した」と主張したが、先月19日の判決は全員の当初の不支給決定を取り消した。国側は控訴しなかった。
社保庁は昨年7月、社保事務局に「就労で一律に障害年金が支給されなくならないよう総合的判断が求められる」と通知した。しかし、小原さんは昨年末にも、自宅から作業所などに通う知的障害者2人の家族から、支給停止や減額をされたとの相談を受けた。通知した当時の担当者と厚労省年金局は「個々の認定の是非に言及したわけでない」と説明する。
知的障害者や家族で作る「全日本手をつなぐ育成会」の大久保常明常務理事は「あいまいで検証できない認定の仕組みを見直すべきだ」と話す。【野倉恵】
【ことば】障害基礎年金
最重度の1級から3級に分かれ、等級は日本年金機構(旧社会保険庁)の認定医が判定する。1、2級しか受け取れず、3級と判定されると支給停止になる。支給額は1級が月額約8万3000円、2級が約6万6000円。身体障害については、1級は「両眼の矯正視力の合計が0.04以下」などと具体的基準が示されているが、知的障害を含む精神障害については「身体機能の障害と同程度以上と認められる程度のもの」とされ、「認定側の主観で大きく結論が変わる」との批判もある。
兵庫県宝塚市の小原冷子さん(58)の長男(32)は、重い知的障害を抱えながらもアルバイトを続け、現在は牛乳店で働く。20歳から障害基礎年金1級を受給してきたが、07年11月、2級に減額された。通知書に「障害の程度が変わったため」とあり、社保事務所からは「仕事が3年続いているから」と言われた。職場の同僚の支えが必要な状態に変わりはないが、不服申し立ては退けられた。
このため小原さんや仲間の親が調べると、兵庫県内だけで06〜08年、障害が軽度になったとして障害基礎年金を6人が停止、7人が減額されていた。就職したり、就労後数年たった人が多かった。
働く知的障害者が暮らす滋賀県甲賀市の通勤寮(07年閉鎖)では03〜05年度、従来なら支給を認められていた程度の寮生5人の支給が認められなかった。だが、支給を求めて寮生以外の1人とともに大津地裁に提訴した後の07〜08年、6人中5人が再申請すると、一転して認められた。訴訟で国側は「(1度目と2度目の申請の間に)日常生活能力が低下した」と主張したが、先月19日の判決は全員の当初の不支給決定を取り消した。国側は控訴しなかった。
社保庁は昨年7月、社保事務局に「就労で一律に障害年金が支給されなくならないよう総合的判断が求められる」と通知した。しかし、小原さんは昨年末にも、自宅から作業所などに通う知的障害者2人の家族から、支給停止や減額をされたとの相談を受けた。通知した当時の担当者と厚労省年金局は「個々の認定の是非に言及したわけでない」と説明する。
知的障害者や家族で作る「全日本手をつなぐ育成会」の大久保常明常務理事は「あいまいで検証できない認定の仕組みを見直すべきだ」と話す。【野倉恵】
【ことば】障害基礎年金
最重度の1級から3級に分かれ、等級は日本年金機構(旧社会保険庁)の認定医が判定する。1、2級しか受け取れず、3級と判定されると支給停止になる。支給額は1級が月額約8万3000円、2級が約6万6000円。身体障害については、1級は「両眼の矯正視力の合計が0.04以下」などと具体的基準が示されているが、知的障害を含む精神障害については「身体機能の障害と同程度以上と認められる程度のもの」とされ、「認定側の主観で大きく結論が変わる」との批判もある。
インフルエンザ治療薬「タミフル」のネット広告を巡る薬事法違反事件で、大阪府警は4日にも、大阪、東京などの輸入代行業の経営者ら6人を、薬事法違反(未承認医薬品の広告)容疑で逮捕する方針を固めた。府警は昨年11月の捜索で、東京の業者からタミフルを押収、薬事法が禁じる無許可販売についても追及する方針だ。
捜査関係者によると、5業者の経営者ら6人は、インターネットのホームページに、タミフルの個人輸入の代行をすると称し、「タミフル75ミリグラム」の写真、商品名、輸入代行の料金などを掲載した疑いがもたれている。
捜査関係者によると、5業者の経営者ら6人は、インターネットのホームページに、タミフルの個人輸入の代行をすると称し、「タミフル75ミリグラム」の写真、商品名、輸入代行の料金などを掲載した疑いがもたれている。
中国への帰国を拒否され、91日間にわたり成田空港の制限エリアで抗議活動を続けていた中国の人権活動家、馮正虎(ひょうせいこ)さん(55)は2日、同空港で記者会見し、3日に抗議活動を中止して日本に入国、中国への帰国の準備に入ることを表明した。
入国管理局など日本側の関係者に対しては、「ご面倒をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。
馮さんは日本への入国後、いったんは市川市の妹宅に身を寄せる。支援者や旅行者からの食料差し入れを受け、制限エリアのトイレの水で体を洗うという生活を続けてきただけに、「差し入れの食料は2か月分ある。もっと残っていたいくらい」と強がったが、「普通の食事をしたい。風呂に入り、散髪をしたい」とほっとした表情も見せた。
空港での生活をつづった投稿・閲覧サイト「ツイッター」は登録数が1万4000人を超えたという。日本のほか、欧米、香港などのメディアの関心も集めた抗議活動の終了に、「中国の一人の公民として、自国に帰るという権利を行使するだけだ」と胸を張った。
今回の決断は、中国大使館関係者が「帰国に関する問題を解決する」との意向を伝えてきたためという。
馮さんは、過去8回にわたったという帰国拒否は上海市政府の意向であるとみており、「中国には法規がある。ただ、地方政府の権力が強すぎ、一部の官僚のせいで法が存在しないと誤解されている」と、批判の矛先を上海市側に向けた。
馮さんは、5月から始まる上海万博を見たいと希望している。上海市は中国大使館を通じ、「帰国後の態度を見て、参加できるかどうか判断する」と伝えてきたというが、馮さんは「万博は中国人のイベント。官僚に態度を見てもらう必要などない」と語った。
入国管理局など日本側の関係者に対しては、「ご面倒をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。
馮さんは日本への入国後、いったんは市川市の妹宅に身を寄せる。支援者や旅行者からの食料差し入れを受け、制限エリアのトイレの水で体を洗うという生活を続けてきただけに、「差し入れの食料は2か月分ある。もっと残っていたいくらい」と強がったが、「普通の食事をしたい。風呂に入り、散髪をしたい」とほっとした表情も見せた。
空港での生活をつづった投稿・閲覧サイト「ツイッター」は登録数が1万4000人を超えたという。日本のほか、欧米、香港などのメディアの関心も集めた抗議活動の終了に、「中国の一人の公民として、自国に帰るという権利を行使するだけだ」と胸を張った。
今回の決断は、中国大使館関係者が「帰国に関する問題を解決する」との意向を伝えてきたためという。
馮さんは、過去8回にわたったという帰国拒否は上海市政府の意向であるとみており、「中国には法規がある。ただ、地方政府の権力が強すぎ、一部の官僚のせいで法が存在しないと誤解されている」と、批判の矛先を上海市側に向けた。
馮さんは、5月から始まる上海万博を見たいと希望している。上海市は中国大使館を通じ、「帰国後の態度を見て、参加できるかどうか判断する」と伝えてきたというが、馮さんは「万博は中国人のイベント。官僚に態度を見てもらう必要などない」と語った。
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で告発されている小沢氏の刑事処分について、最高検などと協議して最終判断する。
特捜部は、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)から、土地代金に充てた4億円の収入について2004年分の同会の政治資金収支報告書に記載しない方針を事前に小沢氏に報告し、了承を得ていたとする供述を得ている。しかし、検察内部には、現段階の証拠では共謀を裏付けるには十分でないという消極論も強い。
一方、石川容疑者らについては、拘置期限の4日、同法違反で起訴する方針。
特捜部は、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)から、土地代金に充てた4億円の収入について2004年分の同会の政治資金収支報告書に記載しない方針を事前に小沢氏に報告し、了承を得ていたとする供述を得ている。しかし、検察内部には、現段階の証拠では共謀を裏付けるには十分でないという消極論も強い。
一方、石川容疑者らについては、拘置期限の4日、同法違反で起訴する方針。
大阪府の橋下徹知事が提唱する府と大阪市の再編構想に賛同する府議らが、超党派で〈橋下党〉ともいえる府議会内新会派の結成を目指していることがわかった。
今春にも20人前後で旗揚げする見通しで、メンバーらは「知事の改革を応援したい」としている。
橋下知事の府庁舎移転構想などに同調してきた「自民党・維新の会」(6人)、「自民党・ローカルパーティー」(5人)の2会派の府議が中心メンバー。自民党(38人)、民主党(24人)の両会派や無所属系会派(6人)に所属する議員にも参加を呼びかけており、数人が前向きな意向を示しているという。
橋下知事は、来年の統一地方選に向けて府市再編を公約に掲げる政治グループを発足させる意向を表明しており、新会派が受け皿となる可能性が高いとみられる。参加を決めた無所属府議の1人は読売新聞の取材に対し、「大阪の浮上には府市再編が必要。知事が動き出した今しかチャンスはない」と話している。
今春にも20人前後で旗揚げする見通しで、メンバーらは「知事の改革を応援したい」としている。
橋下知事の府庁舎移転構想などに同調してきた「自民党・維新の会」(6人)、「自民党・ローカルパーティー」(5人)の2会派の府議が中心メンバー。自民党(38人)、民主党(24人)の両会派や無所属系会派(6人)に所属する議員にも参加を呼びかけており、数人が前向きな意向を示しているという。
橋下知事は、来年の統一地方選に向けて府市再編を公約に掲げる政治グループを発足させる意向を表明しており、新会派が受け皿となる可能性が高いとみられる。参加を決めた無所属府議の1人は読売新聞の取材に対し、「大阪の浮上には府市再編が必要。知事が動き出した今しかチャンスはない」と話している。
埼玉、千葉県などで男性が相次いで不審死した事件で、交際相手だった東京都千代田区、会社員大出嘉之(おおいでよしゆき)さん(当時41歳)を殺害したとして殺人容疑で逮捕された住所不定、無職木嶋佳苗(きじまかなえ)被告(35)(詐欺罪などで起訴)が事件直前、大出さんに「レンタカーで迎えに来て」とメールしていたことが1日、捜査関係者への取材でわかった。
大出さんは車を持たず、木嶋被告はドイツ製高級車を所有していたが、自殺を装うため車を大出さんに調達させたとみられる。
捜査関係者によると、木嶋被告は、大出さんに「家族に会ってほしい」「レンタカーで迎えに来て」などのメールを送信していた。大出さんとは昨年7月頃から交際を始めており、メールは、埼玉県富士見市の駐車場で大出さんが遺体で見つかる昨年8月6日の直前に送られていた。
埼玉県警東入間署捜査本部は、木嶋被告が「結婚のあいさつ」名目で誘い出し、大出さんが本人名義で借りたレンタカーで一人で練炭自殺を図ったと偽装する計画だったとみている。木嶋被告は容疑を一貫して否認している。
一方、大出さんは昨年8月5日午前11時半頃、自身のブログに「婚活中で、今日相手のご家族と会う。今夜から2泊3日で相手と婚前旅行に行きます」と書き込んでいた。捜査本部は、こうしたブログやメールが「自殺ではない根拠の一つ」としている。
大出さんは着替えなどを入れた旅行カバンを持って千代田区神田神保町の自宅を出発。午後7時頃、東京・板橋区内でレンタカーを借り、木嶋被告の同区内のマンションを訪れている。
これまでの捜査で、大出さんのレンタカーが午後9時頃、練馬区内を埼玉県方向へ通過した通行記録が確認された。レンタカーは、板橋区のマンションから16キロ離れた埼玉県富士見市の駐車場で止まった。その日の深夜、駐車場北300メートルにある温泉施設で、木嶋被告に容姿の似た女性がタクシーに乗り、板橋区内に向かったことも判明している。
練炭がたかれたレンタカーの中で大出さんの遺体が見つかったのは、翌朝だった。司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒で、体内から木嶋被告が処方されていた3種類の睡眠導入剤と同じ組み合わせの3種類の成分とアルコールが検出され、胃にシチューのようなものが残っていた。
木嶋被告は、「自宅で大出さんと一緒に、自分が作ったビーフシチューを食べた」と説明したという。
捜査本部は、木嶋被告が食事に睡眠導入剤を混ぜ、酒を飲ませたうえで大出さんをレンタカーに乗せ、ネットで購入していた練炭と七輪を運び込み、現場に向かったとみている。
◇
さいたま地検は1日、木嶋被告を詐欺罪でさいたま地裁に追起訴した。
起訴状などでは、木嶋被告は昨年7月13日頃から23日頃までの間、大出さんに結婚する意思があるように装ったメールを送り、同24日頃、都内の駅で大出さんから現金470万円をだまし取ったとしている。
大出さんは車を持たず、木嶋被告はドイツ製高級車を所有していたが、自殺を装うため車を大出さんに調達させたとみられる。
捜査関係者によると、木嶋被告は、大出さんに「家族に会ってほしい」「レンタカーで迎えに来て」などのメールを送信していた。大出さんとは昨年7月頃から交際を始めており、メールは、埼玉県富士見市の駐車場で大出さんが遺体で見つかる昨年8月6日の直前に送られていた。
埼玉県警東入間署捜査本部は、木嶋被告が「結婚のあいさつ」名目で誘い出し、大出さんが本人名義で借りたレンタカーで一人で練炭自殺を図ったと偽装する計画だったとみている。木嶋被告は容疑を一貫して否認している。
一方、大出さんは昨年8月5日午前11時半頃、自身のブログに「婚活中で、今日相手のご家族と会う。今夜から2泊3日で相手と婚前旅行に行きます」と書き込んでいた。捜査本部は、こうしたブログやメールが「自殺ではない根拠の一つ」としている。
大出さんは着替えなどを入れた旅行カバンを持って千代田区神田神保町の自宅を出発。午後7時頃、東京・板橋区内でレンタカーを借り、木嶋被告の同区内のマンションを訪れている。
これまでの捜査で、大出さんのレンタカーが午後9時頃、練馬区内を埼玉県方向へ通過した通行記録が確認された。レンタカーは、板橋区のマンションから16キロ離れた埼玉県富士見市の駐車場で止まった。その日の深夜、駐車場北300メートルにある温泉施設で、木嶋被告に容姿の似た女性がタクシーに乗り、板橋区内に向かったことも判明している。
練炭がたかれたレンタカーの中で大出さんの遺体が見つかったのは、翌朝だった。司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒で、体内から木嶋被告が処方されていた3種類の睡眠導入剤と同じ組み合わせの3種類の成分とアルコールが検出され、胃にシチューのようなものが残っていた。
木嶋被告は、「自宅で大出さんと一緒に、自分が作ったビーフシチューを食べた」と説明したという。
捜査本部は、木嶋被告が食事に睡眠導入剤を混ぜ、酒を飲ませたうえで大出さんをレンタカーに乗せ、ネットで購入していた練炭と七輪を運び込み、現場に向かったとみている。
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さいたま地検は1日、木嶋被告を詐欺罪でさいたま地裁に追起訴した。
起訴状などでは、木嶋被告は昨年7月13日頃から23日頃までの間、大出さんに結婚する意思があるように装ったメールを送り、同24日頃、都内の駅で大出さんから現金470万円をだまし取ったとしている。
小沢一郎・民主党幹事長は、1日の定例記者会見で、自身の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件について、「不正な金銭は一切受け取っていない」と改めて潔白を主張した上で、「刑事責任を問われる事態は想定していないが、もしそういう事態があるとするなら、責任は重いと考えざるをえない」との認識を示した。
小沢氏は冒頭、「先週、弁護人を通じて当局からもう一度話を聞きたいとの要請を受けた。日程調整をして、昨日(1月31日)、都内において3時間あまり、色々な説明を求められ、知っている限りの事実、記憶している事実について、包み隠さず申し上げました。内容は、先日、行われた時(1回目の事情聴取)の内容とほぼ同じ内容です」などと説明した。
記者の質問に対しては「個々のことは捜査中なので私から申し上げるのは適切ではないと思います」などと述べ、詳しい説明を避けた。
小沢氏は冒頭、「先週、弁護人を通じて当局からもう一度話を聞きたいとの要請を受けた。日程調整をして、昨日(1月31日)、都内において3時間あまり、色々な説明を求められ、知っている限りの事実、記憶している事実について、包み隠さず申し上げました。内容は、先日、行われた時(1回目の事情聴取)の内容とほぼ同じ内容です」などと説明した。
記者の質問に対しては「個々のことは捜査中なので私から申し上げるのは適切ではないと思います」などと述べ、詳しい説明を避けた。
埼玉県などで男性が相次いで不審死した事件で、埼玉県警など捜査当局は、交際相手だった東京都千代田区の会社員大出嘉之さん(当時41歳)に対する殺人容疑で、1日にも無職の女(35)(詐欺罪などで起訴)を再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、複数の状況証拠から、女以外に大出さんを殺害できた人物はいないと判断。関係当局が日程について最終調整した。今後、女が介護ヘルパーと称して自宅に出入りしていた千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)の不審死についても、千葉県警と合同で調べを進める。
捜査関係者によると、女は昨年8月5日夜、埼玉県富士見市針ヶ谷の月決め駐車場で、レンタカーの助手席で練炭をたき、睡眠導入剤で眠らせた大出さんを殺害した疑いが持たれている。女は当時、任意の事情聴取に「5日夜、大出さんと2人で駐車場に行ったが、ケンカして別れた。ショックで自殺したのでは」と話した。
しかし、これまでの捜査で自殺と見るには不自然な状況が明らかになったうえ、〈1〉大出さんから検出された3種類の睡眠導入剤の成分が、女が医師に処方された睡眠導入剤の組み合わせと一致した〈2〉車内にあった練炭や七輪も女が事前にインターネットで購入していたものと同製品だった――ことなどが判明。捜査当局は、こうした状況証拠の積み重ねなどで女の容疑を立証できると判断した。
捜査関係者によると、複数の状況証拠から、女以外に大出さんを殺害できた人物はいないと判断。関係当局が日程について最終調整した。今後、女が介護ヘルパーと称して自宅に出入りしていた千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)の不審死についても、千葉県警と合同で調べを進める。
捜査関係者によると、女は昨年8月5日夜、埼玉県富士見市針ヶ谷の月決め駐車場で、レンタカーの助手席で練炭をたき、睡眠導入剤で眠らせた大出さんを殺害した疑いが持たれている。女は当時、任意の事情聴取に「5日夜、大出さんと2人で駐車場に行ったが、ケンカして別れた。ショックで自殺したのでは」と話した。
しかし、これまでの捜査で自殺と見るには不自然な状況が明らかになったうえ、〈1〉大出さんから検出された3種類の睡眠導入剤の成分が、女が医師に処方された睡眠導入剤の組み合わせと一致した〈2〉車内にあった練炭や七輪も女が事前にインターネットで購入していたものと同製品だった――ことなどが判明。捜査当局は、こうした状況証拠の積み重ねなどで女の容疑を立証できると判断した。